増えた体重分だけ脂肪は増えるのか?食べ過ぎたときの対処法はこれ!

こんにちは!管理栄養士のゆうゆう(@yuyumamaLIFE_)です。

「昨日あまり食べなかったから体重が1kg減った!」

「年末年始食べ過ぎたから2kgも増えた~」

こんなふうに、体重の増減に一喜一憂した経験はありませんか?

ダイエット中であれば、体重の増減は気になるところだと思います。

一度減った体重が、たった1.2回の食べ過ぎで増えてしまったらモチベーションも下がってしまいますよね(;_;)そのままやけ食いしてしまってリバウンド…なんてことにも繋がるかもしれません。

この記事では、体重が数日の短期間で増減するメカニズムとその対処法について解説します。

ゆうゆう
ゆうゆう

私もダイエット中だけど、イベントごとともうまく付き合ってる!

こんな人におすすめの記事
  • 一時的に食べ過ぎて体重が増えた
  • 外食予定があり、体重増加が怖い
  • 一時的に増加した体重の正体が知りたい
目次

食べ過ぎですぐに体重が急増する要因

結論から言うと、食べ過ぎた翌日に増えた体重分が脂肪に変わることはありません。
ではなぜ体重が増えるのでしょうか。

要因① 体内水分量が増えた 
 ・グリコーゲン量が増えた
 ・塩分の取りすぎでむくんだ
 ・お酒の飲みすぎでむくんだ
要因② 便秘

ゆうゆう
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主に体重が増えた要因は水分便

体内水分量が増えた ≪グリコーゲン量が増えた≫

糖質は体内で分解されブドウ糖としてエネルギーに変換されます。

食事を摂って、エネルギーに変換できずに余ったブドウ糖は、肝臓や筋肉でグリコーゲンという形で体内に貯蔵されます。

グリコーゲンとは…

グリコーゲンとは、多数のブドウ糖が複雑に連なった多糖類。
肝臓や骨格筋に蓄えられており、運動時や血糖が下がったときなどに一部をブドウ糖に分解してエネルギー源となる

ゆうゆう
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簡単に言うと
ブドウ糖の塊で必要な時に一部をエネルギーに変換できる糖の貯蔵庫

このグリコーゲンは3倍の水分と結合して貯蔵されます。食品中には水分が多く含まれており、その水分と結合するわけです。
要はグリコーゲンが増えると水分も貯蔵され、その分体重が増えるということになります。

糖質制限や必要以上の食事制限を行っている人ほど、グリコーゲンが枯渇しているため食べ過ぎたときに体重が急増しやすくなります。

体内水分量が増えた ≪塩分の取りすぎでむくむ≫

外食やお酒のおつまみは塩分が多く含まれています。

ゆうゆう
ゆうゆう

外食の味付けがちょうどよく感じる人は、普段から塩分を摂りすぎている可能性大!

塩分を多くとると、体内の塩分濃度を薄めるために水分を血管に多く取り込みます
すると血液やリンパ液の循環が滞り、血管外の脂肪やリンパ管などの組織に水分がたまります。

これが浮腫みとなって現れてしまうんです。

体内水分量が増えた ≪お酒の飲みすぎでむくむ≫

飲酒すると、体内のアルコール濃度を薄めるために身体は血管に水分を多く取り込みます

すると循環が悪くなり細胞間に水分がたまって浮腫みとなるのです。

また、おつまみに塩分が多いことも浮腫みの原因になります。

便秘

特に外食や年末年始のイベントごとでは普段の食事と比べて野菜が少なかったり肉魚が極端に多かったりすることが多いものです。
このような食事は便秘の原因になります。
老廃物がたまった分だけそのまま体重が増える”というわけではありませんが、体重1kgほどの増減には影響がでる可能性があります
ただし、老廃物が脂肪になることはありえないので、便秘が解消されれば体重も元に戻ります

ゆうゆう
ゆうゆう

ただし便秘を放置していると、代謝も悪くなるからしっかり便秘対策することが大切

食べ過ぎた分はいつ脂肪に変わるのか

すぐには脂肪に変わらないということをお話ししましたが、食べ過ぎでオーバーカロリーになっていることには変わりなく、そのままにしていると脂肪に変わってしまいます

ではいつ脂肪にかわるのでしょうか?

答えは、余った脂質は約12時間以内に、余った糖質は約1~2日ほどで脂肪に変わるといわれています。細胞に取り込まれた脂肪は2週間ほどかけて大きくなり体脂肪となるのです。

つまり、食べた当日から脂肪に変わる前の2~3日以内に調整することが大切です。

食べ過ぎた日から3日間が大事!改善ポイント

気を付けるポイント
  • いつもより食事を2~3割量を減らす
  • バランスよく食べる
  • 野菜をたっぷりとる
  • 活動量を増やす(生活にメリハリをつける)
  • 間食をしない
  • 水分をしっかりとる

いつもより食事を2~3割量を減らす

極端に減らすのは禁物です。
極端に減らすことで身体は飢餓状態と勘違いし、脂肪をため込もうとして太りやすくなってしまいます。
いつもより200~300kcalを目安に減らしましょう。

バランスよく食べる

食べ過ぎてしまったときは、消化にビタミン・ミネラルがいつもより多く使われています。
栄養素を補うためにも、炭水化物、肉・魚、野菜がバランスよくとれるように特に心がけましょう。

野菜をたっぷりとる

野菜に含まれる食物繊維が排便を促し、老廃物を排出します。
野菜にはビタミン・ミネラルが豊富で代謝アップにつながるので積極的にとりましょう。

活動量を増やす(生活にメリハリをつける)

”歩く時間を増やす”、”食べたらすぐに片づけて家事をする”、といった日常生活での消費カロリーを増やすことがとても重要です。
メリハリのある生活にすることでダラダラと食べてしまうのも防げます!

ゆうゆう
ゆうゆう

ダラダラしていると、私はすぐにお菓子を食べちゃう(^^;)

間食をしない

食べ過ぎた2~3日は調整の期間なので、菓子類はぐっと我慢しましょう。

水分をしっかりとる

浮腫むからと言って水分を制限する方がいますが、浮腫みは体内の循環が滞っている状態です。
水分をしっかりとることで循環を促し、余分な水分や老廃物を排出する手助けとなります。

まとめ

  • 食べ過ぎで増えた体重がすぐに脂肪に変わることはない
  • 1~2日かけて脂肪に変わり、2週間ほどかけて肥大し体脂肪となる
  • 食べ過ぎた場合は、2~3日以内に調整することが大切

体脂肪となる前にしっかり調整することが大切ですね。2~3日の行動が分かれ道です!

ゆうゆう
ゆうゆう

イベントや付き合いは楽しみながら、前後で調整して無理なく継続していきましょ~!

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この記事を書いた人

2021年7月第一子出産。
1児のママで年間2000人以上の栄養指導をしている管理栄養士。
産後ダイエットでマイナス10㎏達成。
15年悩んだセルライト撲滅!
InstagramやTwitterでボディメイク経過を発信中。

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