こんにちは!管理栄養士のゆうゆう(@yuyumamaLIFE_)です。
仕事では、年間2000人以上のメタボリックシンドロームや生活習慣病の方へ栄養指導を行っています。
この記事では、基礎代謝量・1日に必要なカロリー・PFCバランスの計算方法についてお伝えします。
授乳中も対応しているので、ぜひ使ってみてください♪
実際に自分に合った1日のカロリーを計算してみてね
- ダイエット中の必要カロリーが知りたい
- 自動で必要摂取カロリーを計算したい
- 摂取カロリーの計算方法が知りたい
- PFCバランスを自動で計算してほしい
- 授乳中の適切な食事量が分からない
1日の摂取カロリーを自動計算
自分に合った必要摂取カロリー量を計算するよ
入力後【計算する】を押してね
栄養バランス整えるのが大変…という方は
手軽に1食分の栄養がバランスよく摂れるベースブレッドがおすすめ。
下の紹介URLから購入すると1個約73円で購入できてかなりお得
この減量時の計算は、活動量を変えずに食事のみで目標体重を目指した場合の計算式です。
運動を取り入れると、減量ペースを速められます。
例)体重50kgの人が60分間ウォーキングした場合の消費カロリー:184kcal
→1か月続けると運動のみで0.76kgの減量
減量時は、食事:運動=2:1の割合でカロリーを減らすのが効率的に減量できる近道です。
活動量が少ない方は、少しでも運動したり日常生活の活動量を増やすことを意識しましょう!
PFCバランスをカスタムして計算【上級者向け】
PCFバランスの詳しい計算方法については以下の記事を参考にしてください。
本来のカロリー消費量は、筋肉量でも変動したり、日ごとに活動量で消費量が変わったりと真の消費量は分かりません。
一つの目安として、自分の体型や体重の変化を見て調整してください。
1日の総消費カロリー(現状維持カロリー)【TDEE】とは
1日の総消費カロリー【TDEE】とは、人が1日に消費するカロリー量のこと。
この【TDEE】を超えた食事量を摂ると、最終的に脂肪として蓄えられます。
1日のエネルギー消費は
基礎代謝*¹
身体時活動時代謝*²
食事誘発性熱産生(DIT)*³
があり、個人差はありますが割合は上の図のようになっています。
*¹基礎代謝とは…生命維持のために必要な最小限のエネルギー。
摂取カロリーがこの基礎代謝量を下回ると、身体は生命維持に必要なエネルギーが足りなくなるため、省エネモードになりエネルギー消費量を減らしてしまう。
*²身体活動時代謝とは…運動するときに消費されるエネルギーや、家事などの日常生活で消費されるエネルギー。日常生活で消費されるエネルギーをNEAT(ニート)という。
*³食事誘発性熱産生とは…食事を摂って消化吸収するときに消費されるエネルギー。
食後に身体がポカポカするのは、この食事誘発性熱産生によるもの。
(たんぱく質:30% 糖質:6% 脂質:4%と、たんぱく質が圧倒的に消費カロリーが多い)
基礎代謝量の計算
基礎代謝量を簡単に計算する方法はこちら↓
基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準値(kcal/kg 体重 /日)×体重(kg)
【基礎代謝基準値 (kcal/kg体重/日)】
性別 | 男性 | 女性 |
18~29歳 | 24.0 | 22.1 |
30~49歳 | 22.3 | 21.7 |
50~69歳 | 21.5 | 20.7 |
例)30歳女性で体重55kgの場合
21.7×55=1,193.5。基礎代謝量は約1194kcal。
※以下の式(国立健康・栄養研究所の式)で基礎代謝量を求めることもできます。
(この記事内の計算ツールはこちらの式で基礎代謝量を計算しています)
男性:(0.0481×体重(kg)+0.0234×身長(cm)-0.0138×年齢(歳)-0.4235)×1,000/4.186 女性:(0.0481×体重(kg)+0.0234×身長(cm)-0.0138×年齢(歳)-0.9708)×1,000/4.186
基礎代謝量から1日の消費カロリー(必要推定カロリー)を計算する
求めた基礎代謝量から1日に必要なカロリーを計算します。
必要推定カロリー(kcal/日)= 基礎代謝量 × 身体活動レベル指数
【身体活動レベル指数】
Ⅰ(低い) | Ⅱ(普通) | Ⅲ(高い) |
1.5 | 1.75 | 2.0 |
例)30歳女性で体重55kg、身体活動レベルがⅡ(普通)の場合
基礎代謝量は1194kcalと計算できたので
1194kcal × 1.75 = 2,089.5kcal。1日の必要摂取カロリーは約2090kcal。
※ここまでの計算はあくまでも体重維持に必要なカロリー計算です。
授乳中の1日の摂取カロリーは?
授乳中の消費カロリーは、完全母乳の場合、授乳だけで1日に500kcal以上!
(母乳100mlで61kcal【日本食品標準成分表参照】)
授乳中ってほんとうにお腹がすくよね
授乳中の場合、妊娠中の体重増加なども加味して+350kcalが付加量として設定されています。
ただし、この付加量はあくまでも平均的な値であり、完全母乳or混合栄養、母乳の出方はどうか、離乳食の進み具合などの個人差が大きいため、自分の母乳量を考慮して追加するようにしてくださいね。
この記事内のエネルギー計算ツールでは、授乳中のエネルギー付加量を3段階で分け、
〔少ない:150kcal、普通:300kcal、多い:450kca〕で計算しています。
ダイエットするときの1日のカロリーを計算
脂肪1kgを減らすためには7200kcalのエネルギー消費が必要です。
1か月1kgの脂肪を減らすためには…
7200kcal÷30日=240kcal
→1日に約240kcalのカロリーを削減する必要があります。
例)1日の必要カロリーが2000kcalの場合
1か月1kgの減量に必要な1日の摂取カロリーは
2000kcal-240kcal=1760kcal
1か月で体重の5%以上減量するとリバウンドもしやすくなるから要注意。
できれば3か月に体重の5%程度の減量ペースがおすすめ♪
年齢・身体活動レベル別の1日の必要カロリー早見表
厚生労働省が発表している摂取カロリーの目安も紹介しておきます。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の1日の必要摂取カロリー
性別 | 男性 | 女性 | ||||
身体活動レベル | Ⅰ(低い) | II.(普通) | Ⅲ(高い) | Ⅰ(低い) | II.(普通) | Ⅲ(高い) |
18~29歳 | 2,300 | 2,650 | 3,050 | 1,700 | 2,000 | 2,300 |
30~49歳 | 2,300 | 2,700 | 3,050 | 1,750 | 2,050 | 2,350 |
50~64歳 | 2,200 | 2,600 | 2,950 | 1,650 | 1,950 | 2,250 |
妊婦(付加量)初期 | +50 | +50 | +50 | |||
中期 | +250 | +250 | +250 | |||
後半 | +450 | +450 | +450 | |||
授乳婦(付加量) | +350 | +350 | +350 |
【身体活動レベル】
レベルⅠ | 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合 |
レベルⅡ | 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合 |
レベルⅢ | 移動や立位の多い仕事への従事者。 あるいは、活発な運動習慣をもっている場合 |
上の表は平均的な目安エネルギー。
計算フォームで計算したカロリーと比べてみてね。
例)30代女性で身体活動レベルが普通(レベルⅡ)の場合
1日に必要なカロリーは約2050kcal
授乳中の場合、付加量の350kcalを足して、約2400kcal
まとめ
この記事では
身長・体重・年齢・性別・授乳中の有無を考慮したカロリー計算方法について解説しました。
普段摂取しているカロリーと比べていかがでしたか?
「普段食べている食事のカロリーが全然検討が付かない!」という場合は、1~3日間だけでもアプリなどでカロリー計算してみるのもおすすめです(^^)
様々なダイエット方法がありますが、自分に合ったダイエットを行うことはとても大切です。
自分にあった無理ないダイエットを行って、健康的な美ボディを手に入れましょう♪
一緒に頑張りましょ~!
Twitter:(@yuyumamaLIFE_)
Instagram:(@yuyumama_diet)
TwitterとInstagramでダイエット過程を発信しています
【自動計算フォームについて】
※基礎代謝量の計算は【国立健康・栄養研究所】の以下の計算式を採用。
男性:(0.0481×体重+0.0234×身長-0.0138×年齢-0.4235)×1,000/4.186
女性:(0.0481×体重+0.0234×身長-0.0138×年齢-0.9708)×1,000/4.186
※エネルギーの計算方法は、厚生労働省【日本人の食事摂取基準(2020年度版)】に基づき算出。
※授乳時のエネルギー付加量は、〔少ない:150kcal、普通:300kcal、多い:450kca〕で計算。(日本人の食事摂取基準では+350kcalだが、個人差が大きいため)
※運動レベル指数は、〔低い:1.4、やや低い:1.5、やや高い:1.75、高い2.0〕に設定。
コメント